December 2010
このポップなヒップホップ・アルバムを聴いていると、小さなダンスフロアで踊っているわずか十人ぐらいの男女が見えるようだ。人数は少ないが、”ローリン・ローリン”が歌うように「朝が来ない」ことを願ってしまうほど、その刹那に熱狂している男女だ。こういう光景をゼロ年代は何度も見た。九十年代は違った。もっと大量の人間が疑いの目もなく踊っていた。が、いまはそうじゃない。誰かがリセットボタンを押してしまったように、ポップは人数の多さよりもより親密なコミュニティのリアリティを好んでいる。
(野田努 『もしもパンクがなかったら』 メディア総合研究所)
もうすでに @tamatowa...
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